• 2023.12.06
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令和5年度第4回四日市市民大学開催

四日市市民大学の4回目の講演が、12月2日(土)10時からじばさんにて開催されました。
前川督雄環境情報学部教授が講師を務め、『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン 著、新潮社)を取り上げ、マズローの承認の欲求等を引き合いに出し、スマートフォンが人間の心身に与える影響(依存症)を次のように解説しました。

 

・我々は狩猟採集民の脳をもっており、現代社会の生活に適合できていない。
・SNSで時おり発生する「いいね!」や拡散等は、狩猟採集の成功に通じており、脳の報酬系への刺激を我慢できない。
・報酬系への刺激を求めて、スマホの向こう側のサイバー情報と薄く接続し続ける。
・同じ時間・空間を共有する人とのコミュニケーションを無自覚に拒絶することが、当たり前の情景となった。

 

受講者からは、「情報失調・情報中毒は興味深い話で、狩猟採集民の脳も納得させられる内容でした」、「スマホに依存する生活が、日常にどのように影響するか良く分かりました」等、共感を得たという感想が多く寄せられました。

 

 

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