News
四日市市民大学の最終回5回目の講演が、12月9日(土)10時からじばさんにて開催されました。
野呂達哉環境情報学部特任准教授が講師を務め、『創造 生物多様性を守るためのアピール』(エドワード・O.ウィルソン 著 紀伊國屋書店)を取り上げ、専門的知見を交えて次のとおり解説しました。
・地球の生物種は、現在「第六の大絶滅」と言われるほど加速度的に減少している。
・生物多様性は、人間を含む個々の生物や生物種の生存に深くかかわるため、将来にわたって保全されるべきものである。
・キリスト教信者が多く進化論を忌避するアメリカ社会において、生物進化論への理解には科学と宗教の連携が必須である。
受講者からは、「エドワード・O.ウィルソンの著作に興味を持った。生物学、生物多様性の話もおもしろいので、関連図書をみたいと思った。」、「今日の話はとても大切な事で、わかりやすいお話でした。」等、満足感が得られたという感想が多く寄せられました。