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8月2日、津西高校2年生の生徒さん4名が、本学に来られました。高校の「総合的な探究の時間」において、「地域の課題研究」として「食品ロス」をテーマに選んだ皆さんです。本学では、大学として地域課題解決を目指す「特定プロジェクト研究」に取組んでいますが、その一つに「食品ロス研究会」があります。それを知って訪問されたということです。
ヒアリングには、同研究会代表の松井真理子総合政策学部特任教授が応じました。リーダーの中村さんの質問に答える形で、研究会がこれまでに取組んだ成果をまとめた冊子を使って説明しました。質問は、食品ロスの現状、これに対してどのような取り組みが行われているのか、自分たちができることは何か、ということです。
日本の食品ロスの半分近くは家庭から出ており、その大半は作りすぎと買いすぎです。またスーパーなど小売店の取組は、消費者である私たちの食品ロスに対する意識によって大きく左右されます(たとえば夕方以降の商品の欠品を容認する、陳列棚の商品は前から取るなど)。従って、私たち一人ひとりができることはたくさんあることをお話ししました。皆さんが真剣な表情でノートをとるので説明にも力が入り、上限の1時間があっという間に過ぎました。
高校の「探究の時間」は、文部科学省が新しく設定した科目です。生徒が自ら探究するテーマを設定し、自律的に課題解決に向かう力を養成することがポイントです。地域とつながる四日市大学は、このような高校との連携にも貢献したいと考えています。
食品ロス研究会の成果を基に説明
リーダーの中村さん
真剣にメモを取る皆さん