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今回は、高田晴美総合政策学部准教授が講師を務め、『芥川龍之介全集8』(ちくま文庫版)に収められた詩を“芥川、メンヘラを詩で昇華させ”という独自の考察により紹介しました。芥川は一般的には小説家として著名で、詩人としてはあまり知られていませんが、講演は講師の専門的知見がふんだんに込められたとても内容の濃いものでした。
芥川の詩は大半が未発表や未定稿ですが、ノート3冊にまとめられていて、野々口豊との愛人関係を詩にした、というのが講師の見解です。講師は持論に立脚し、詩を“豊がひとりで寝てくれシリーズ”、“豊の夫が死んでくれシリーズ”、その他に分類し、熱気に満ちた解説を展開しました。
参加者からは、「講師の情熱溢れる講演に感嘆しました。」、「芥川の詩は興味深かった。」、との声が寄せられました。
次回は、11月4日に開催しますので、引き続きご受講くださいますようお願いいたします。