第19回「宗村南男記念‐留学生による日本再発見の旅」(補助金)の受賞者が決まり、授与式を12月19日(火)に実施しました。
これは、留学生の中では「DiscoverJapan」の通称で知られています。毎年、留学生が長期休暇を利用して日本国内を旅する企画をチーム単位で提出し、その内容が優れたチームに贈られるものです。新型コロナが「5類感染症」へ移行後、初めて実施される今回は、コロナ以前と同様に制限のない状況で冬休み、春休みに行われることになりました。日本の自然、豊かな伝統文化、地域の人たちとのふれあいの中で、自分自身の生きがいを見つけ、心の底に潜んでいる可能性を発見する機会を推進するもので、企画実施後は、実施内容を写真とレポートにまとめて提出します。
今回は1チームだけの応募となりましたが、全員1年生ながら熱心に考えた様子が伺える内容でした。ネパール出身の4人が企画した「京都・大阪・神戸」を訪ねる3泊4日の旅は、世界文化遺産の清水寺、千本鳥居の伏見稲荷大社や大阪城では歴史と伝統を学び、神戸の異人館街で海洋という自然を背景にした異文化の発展を見聞し、あべのハルカスやUSJでは日本の最新の技術を体験することが、この旅の目的です。
この旅の計画・実施にあたって、互いに協力することで友情を深め、平素と違った環境で新しい出会いや体験をすることでしょう。この3年間、コロナ禍で日本を旅することなど想像もしなかった留学生にとっては、特別な思い出として心に残ることでしょう。
岩崎学長から賞状と目録が手渡され、「この『DiscoverJapan』には、『宗村南男記念』という冠が付いている。これは前宗村学長が留学生たちに日本を旅させたいという想いから始められたもので、もう今回で19回目を迎えた大変意義のあるものです。京都、大阪、神戸という日本を代表する観光地でしっかり学んできてください。おめでとう。」と、友情を深めた4人に温かい言葉をかけていただきました。
最後に、岩崎学長、三田教育・学生支援部長、富田支援委員長と一緒に記念撮影。受賞者たちは、この奨学金の重みをかみ締めながら、京都、大阪、神戸の地に思いを馳せていました。
今回の受賞者は次のとおりです。
学部 | 学科 | 学年 | 氏 名 | 国籍 | 目的地 |
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環境情報 | 環境情報 | 1年 | スベディ ススマ SUBEDI SUSMA |
ネパール | 京都 大阪 神戸 |
環境情報 | 環境情報 | 1年 |
タマン モニカ |
ネパール | |
環境情報 | 環境情報 | 1年 |
ティルワ ビカス |
ネパール | |
環境情報 | 環境情報 | 1年 | デウラ ディペス DEULA DIPESH |
ネパール |
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